みなそこさんに触発されて一説。
他に人がいない川沿いや山道を考え事しながら歩くのが好きです。
街歩きは、雑念が多すぎるので早足で目的地に向かう事が多いのですが、周りになんにもない河川敷を歩くときは人にぶつかる心配もなくぼーっと考え事ができるのです。
基本的に活字中毒なので、移動中でも家でも本かネットで文字を追ってるんですよね。運転中はラジオを聞くし。
そんななかで、「静かに思考する時間」ってのは貴重だと思うのです。
そんなわけで、たまに職場から家まで歩いて帰る事があります。
1時間の行程の2/3ぐらいは土手の上を歩くんですが、空が広くて遠くの車の音以外聞こえずなかなか快適です。
今日はネットで公開されている短編小説をご紹介。
”The Chocolate Stars”(foca homepage…)
民間宇宙船「SPACESIP-ONE」にインスピレーションを得て書いたフィクションです。 だそうですが。
展開はお約束だけど、燃えますねぇ。かっこいいですねぇ。こんな部下に囲まれたら涙の一つも出ますねぇ。
巻末のディスカバリーチャネルの映像も含めてお楽しみください。映像見た後もう一度読むと2度楽しめるかも。
つか、私はこれ読んで、ウルウルきました。
spacesiiponeの情報をいろいろと仕入れている方が、泣き度は高いと思いますよ。
テストパイロットのMike Melvill氏がスケールド・コンポジット社の副社長だとか。
小説がおもしろいと思ったらfocaさんがシナリオで参加してる「月面基地前」の作品も買ってあげてください。ロケットの夏とか。
今日の「漢の食彩」はとっても簡単、かつハッカー料理であるところの「クレイジービーフ」をご紹介。
材料: 1人前
コンビーフ(ビーフ100%のもの) 2 2/5 OZ. 約340g
クレイジーソルト 適量
作り方:
1)コンビーフを開けます。指を切らないように!
2)缶に入れたまま、お好みの量のクレイジーソルトを振りかけます。
3)フォークで、あるいはかぶりつきでワイルドにお召し上がりください。
バーボンから焼酎まで、何にでも合う一品です。
コンビーフは高級品を選ばないと「クレイジー馬とか牛とかそのほか」になってしまうので注意!
つか、こんなに食べきれんわ!!
お久しぶりです。
ひさしぶりな更新なんですが、エロゲです。
terralunar改め、月面基地前の「らくえん〜あいかわらずのぼく。の場合〜」です。
初期作品「ロケットの夏」にドハマリしたものの、ドタバタハーレム物はあまり好きでないんでこちらはスルーしてたんですが、極一部から「今年最高のマニアック作品」
との噂を聞いて入手。
このライターさんの文章好きですね。読んでて楽しいです。とりあえずヘクサ人は無条件でプレイかと。
公式サイトの情報はあてにならないので、簡単に紹介すると、
ちょっと絵がうまくてエロゲ大好きな主人公。大学入試に失敗するも、東京で一人暮らしをしつつ浪人生活。
が、数奇な運命からソフトハウス「ムーナス」でエロゲを作る羽目に。。。
職場の先輩やライバルチームの原画担当、生意気な方と生意気じゃない方の妹たちとドタバタラヴコメが始まる。
「堕落する準備はOK?」
プレイする人をかなり選びますね。2ch用語は頻出、古いオタネタも容赦なく出てきますので。
逆に、作中30才前後?の設定であるカントクが「だーいじょうぶまーかせて」などと言っているのを楽しみましょう。
若者が2ch用語で突っ込みいれるのも楽しみましょう。
異様に長尺で早口なムービーも楽しみましょう。
どこまで実話だかわからない業界ネタやオタクネタを乗り越えた先には「クリエイター」として生きていく苦悩や夢を追いかけることの難しさ、それでも必ずやってくるハッピーエンドが待っているはずです。
以降ネタバレ
お勧めは、「G以上J未満」ミカミミカシナリオ。王道の、それで居てみんなが幸せになれるエンドです。
#のんびりした関西弁はいいですなぁ
「とっとこハムスター」可憐や「ナマイキな方の妹」亜季シナリオはプロフェッショナルとしてのこだわりや
苦悩がたっぷりと楽しめます。しかも「エロゲ制作現場」の話だけに行間やせりふの間に込められている物が違います。
「ナマイキじゃない方の妹」杏シナリオは切実すぎて楽しめず。一歩間違えれば明日の我が身です。
#あんこはいい子なんですけどね。主人公がリアルにヘタレるので。。。
エロゲやオタクを揶揄する、自虐的なネタが満載でそれがために低い評価をする人も居るみたいですが、プレイしていくと「それでもエロゲ制作が好きだし、オタクはやめられない」という制作者のひねくれた愛情みたいな物が見えてきます。たぶん。きっと。少なくとも私には届きました。
企画書通りなら、ありがちなゲームになったんだと思います。けれども、エロゲ制作を舞台としたことでライター、そして制作陣の魂が籠もってしまったんじゃないでしょうか?
ギャグ、シリアス問わず現実なんだか創作なんだかわからないけど異様な迫力があります。
その迫力は、ゲームをプレイするだけでも感じられるんですが、周辺知識として実際にライターが倒れて発売延期になっただとか、
イマイチ売れずにテラルナブランドが消滅していたり、「らくえん」を意味するのが、
「月と地上の間にある場所」であり「moon earth =terra lunar」らしいといったところでドキュメンタリー風のイメージが強調されるわけです。
書きたいことが書ききれなかったりするので一つリンク紹介。この作品について、業界情報もふまえて突っ込んだ推測(邪推?)されてる方が
いました。あながちはずれてないような気がします。
http://www.geocities.jp/judge13th/o18/rakuen.html
で、最後の最後に。
オマケシナリオですが、私はあまり評価してません。
逆に「悲恋ならOKなのか?萌えなのか?ヒットするのか?俺たちはそんなの作りたくないぜ。作れるけどな」というメッセージのような気がして。。
追記:
ファンの方のあるいみ力作ページを発見。
http://www.moonearth.ath.cx/
すばらしいです
らくエンサイクロペディアは圧巻。